『時空跳躍ターミナル』のお客さま方から寄贈していただいた、オリジナルのイラストを展示しています!
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kanaさま作 『炎のクリスマス!』
2014-01-07 Tue 22:51
 皆さん、またまたお久しぶりです! ボレアルです☆

 今回、展示させていただくのは、kanaさま作・『恋戦カタルシス & ORDER-OFFICE 101コラボ小説』……!

『炎のクリスマス』というタイトルは、アウローラさんが勝手につけていました(笑)

アウローラ「いや~、今回も、カース氏がぶれない愛を貫いていましたよ☆」

 カース・ブレイド捜査官……! ロック捜査官に何度棒にされてもめげないタフさ、見習いたいですっ!!

ア「いや、それは見習わなくても良いかと……(笑)
  ――は! それより、今回の物語では『恋戦カタルシス』の時空から、あの方と、あの方がいらっしゃってましたよ~」

 え、2人も!? あの方とあの方、って……??

ア「そのために、ギア氏とカース氏は、最初、かなり混乱したみたいですね!」

 混乱!? ……一体、どういうことなんでしょうかっ!?
 
ア「(謎を謎のままに残しつつ) ちなみにわたくしが一番気に入っているのは、

 カース氏の『今晩はこれ着て。』というセリフです☆
 カース氏は一体、アレをどこから持ってきたのか……? それとも、持ち歩いていた……!?
 ふむ、彼の場合、有り得ない話ではありませんね……(ぶつぶつ)」

 な、ナニをぶつぶつ言っちゃってるんですか、アウローラさん……?

 僕も気になるので、さっそく、追記から物語の時空に行ってきます!

 kanaさま、楽しきコラボ小説を寄贈してくださいまして、
 本当に、ありがとうございました~っ!!(拝)


 時として夢は現実よりも奇怪である。
 さっきまで、周瑜と共に魔獣と戦っていた。
 その時、頭を打った衝撃で孫策は目を覚ました。
「此所、何処・・・っスか?」
 孫策はふと考える。
 どうやらまたしても夢の中なのか? あの兎少女の仕業なのか?
「つーか・・・何、これ?」
 孫策にとって奇怪すぎるのである。
 でっかい建物が並んでいる。木材ではない建物。
 そして、なにやらもの凄い速さで走る箱のような者?
 点灯しているのはランプのようだがけして消えることはない。
「えーっと・・・俺ってば迷子?」
 それもその筈。孫策が居るのは違う異空間、いや違う星なのだから。
「おい、嬢ちゃん。見知らねぇ古風な格好をしているな?」
 柄の悪い男達の孫策は認識できない服装。
 それは相手も同じだ。
「・・・ってか、さ、此所何処?」
「はぁ?頭いかれているのかよ? オータム・シティという地名も知らないでよ?」
「おーたむ・してぃ?」
 不思議な言葉だ。
 男達は黒く筒状の物を孫策に向けた。
「銃火器の密売組織、やっと見つけたぜ!こんな所で・・・」
 孫策にも男達に声を掛けた青年も沈黙が走る。
「なんだぁ? どっかのサーカス団か? それとも、違法風俗コスプレ客引きか?」
「おれっ・・・いや、私はなにもしらないでーすっ!気づいたら此所にいましたー!」
 孫策は信じてはくれないと思いながら叫んだ。
「うるせぇ! アマ!!」
 銃口が孫策に向けられる。
 しかし、その刹那目にも止まらぬ早さで青年が孫策を引き寄せ、身を翻すと男達はサイバーアームの餌食となる。
「こっ・・・こいつっ!! 逃げろ! 勝てるわけないだろ!!」
 銃を持っていたとしても相手が悪すぎる。
 金髪の青年は黒い眼鏡のようなものを掛けている。孫策はそう見えた。
「大丈夫か? ・・・って、やっぱ、違法かっ!?」
 ウブなのか顔を真っ赤に染める青年。
「いや、おっ・・・私はちょっと、考えにくいけど違う空間から来たと思う。なんせ、私の居た世界とは違う。」
「へぇ・・・。」
「私は孫策。お前、じゃなくて貴男の名前は?」
「ギア・ロック。此所のオーダーオフィスに勤めている。」
「その、黒い眼鏡は何?」
 その言葉にギアは不審げに孫策を見る。
「いや~見慣れなくて・・・って、おーだーおふぃすって何?」
 その時だった。雪がハラリハラリと降り始めた。
「何も分からないのか?」
 ぎあ・・・・いや、ギアの言葉にシュンと孫策は頷く。 
「ひとまず、署に来て貰う。それにしても、クリスマスに雪か・・・。」
「くりすます、って何?」
「ええーい、説明するのが面倒だが恋人達がイチャイチャする日だっ!」
 その言葉に孫策の脳裏に周瑜が浮かんだ。
 ・・・にしても、男としてばれてない方が恥ずかしいかも。
「私、連れが居るんだ。金髪で三つ編みの周瑜って言うんだ。」
「其奴も変わった衣装なのか?」
 ギアをメモを取る。
「まっ・・・まぁ、そうだな。」
 男装で自分が女装、そんなこと言えるはずもない。
 まだ、何かの者の幻術かも知れない。
 自分の頬を抓るが痛みが現実さを増す。
「まずは、此所は治安が悪すぎる。署まで来て貰おう。」
「あいさー。」
 落ち込んでいる『少女』をギアが励ます。
 署に戻るともう1名、青年が居た。
「ギア~!!通信で聞いたよ、逃がしちゃったらしいけど、ご苦労様☆ ココア飲む?・・・?」
 黒髪の青年と孫策の視線が交差する。
「ギアの浮気者ぉおおおおお!!!コスプレが趣味だったなんて!!!」
「誤解だっ!ってか、なんで、俺が・・・」
 ギアにポカポカと殴り掛ける青年。
 美男が台無しだ。
「あのさ~・・・私は・・・つーか、俺、男なんです。」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」」
 しばしの重い沈黙が場にのしかかる。
「ギアの浮気者ぉぉおおおおお!! 女の子っぽい子が好きならそういえば言いじゃないかっ!」
「おっ・・・男!ーか、なんで、女装を・・・つーか、俺はホモじゃないっ!」
 孫策は思った生ホモォだと・・・。
「・・ってか、孫策とやら何悟った顔しているんだよっ!? 女装しているなんて更に怪しいだろ?!」
「そりゃ、そうだけど。俺の事情も話させて。」
 孫策は語った。この世界ではない異空間から来てしまったらしいかも知れないと。
「観る物観る物初めて過ぎて、めちゃ怖いんですけどー!!!!」
 孫策、心からの訴えだった。
「そりゃあ、そうだな。しっかし、女装して育てられるなんてなぁ・・・。」
「慣れて居るっス。」
 黒髪の青年がギアをつついた。
「今晩はこれ着て。」
 それはいわゆるメイド服・・・。
「カース! てめぇ、マジ殺す! ほんとぅぅううに、何も知らずに助ける形になったんだっ!」
「えー・・・そういう趣味ないの?」
「あるわけないだろ!!!」
 思いっきり殴りカースを昇天させる。
「とにかく、その周瑜とやらを捜してやるよ。」
 聖なる夜に・・・年末はお正月だ。
 今は、クリスマスの準備で慌ただしい町だ。その分、事件も多いのだから。
 果たしてギアとカースはクリスマスを無事過ごせるのか?
 そして、孫策と周瑜は再会できるのか?
 とにかく女装少年をどうにかしなければ・・・。
 その変わった衣装もこの場で目立ちすぎる。
「ギア、本当にその孫策という女装男子を信じていいの? アジアのマフィアとか考えられるんじゃないかな?」
 とりあえず、署へと連れて行くのだが・・・不安げにカースがギアに聞くが。
 一方、孫策は雪を見るのは初めてだった。
「おっとっと・・・!!!」
 滑った足下で孫策がギアに抱きつく形に倒れ込んだ。
「気をつけろ、大丈夫か?」
「あっ・・・うん、ごめん。雪見るの初めてで。」
「其処の女装男子、ギアから離れろー!僕であえ、ギアに熱い抱擁したことはないというのに!」
 カースが2人を引き離す。
「変な誤解を招くことを言うなぁっ!」
「なら、僕にも熱い抱擁をしておくれ。暑くなるぐらい抱き締め合おう。」
 孫策は生ホモォに戸惑っている。
「早く、この女装男子のパートナーを捜そうっ!」
「どうも。かーす殿?」
「君の為じゃない、早く仕事を終わらせてギアと熱い夜を過ごすんだ。」
 カースは顔を真っ赤にしながら、妄想に入っている。
「孫策、ほっとけ。彼奴はいつもああだから。」
 諦めたのか? 脈有りなのか?
「脈はなーいっ!! ・・・ってか、カース、何ウィンドショッピングしているんだ?」
「ギアに似合いそうなサンタ服捜しているんだ♪」
「・・・なんで、女物のサンタ服見ているんだ?」
 カースが見ているのは丈の短い露出の高いクリスマスガールの服装。
「あのさ、周瑜探しは? 方向性ずれてない? ってか、カースって・・ギアとデキてんの?」
「勿論、相思相愛だよ。喧嘩もするけど・・・ぐはっ!」
 ギアのアッパーがカースにクリーンヒットした。
「デキてないぞ! 断じて出来てないっ!!」
「だって、聖なる夜なのに・・・ちょっとぐらい暗転しても良いじゃないか?」
「うわぁああああああ!!!」
 ギアは頭を抱えてその場に座り込んだ。
 その時だった。連絡が入った。
「ギア・ロックだ。何? アジア系マフィア? ・・・その容姿は?」
 通信機を切るとギアは孫策を掴んで走り出した。
「何青春ダッシュッ!」
 孫策は慌てて握られた手を離さないで補走り出す。
「倉庫666にアジア系マフィアの会合があるらしい。もしかしたらっ!」
 ふと、ギアはカースを振り切ったと思った。
 しかし、カースはギアの横を走っていた。
 歩調も合わせて滑りそうなアスファルトを走っている。
「おおお゛っ! ついてくる気かよっ!」
「此所まで関わったんだから僕も、ね? ギアに負担は掛けさせないさ。」
 いやいや、同じスピードで横で笑顔のまま走っているのが怖いのだが・・・。
 そのまま、ギア達は町外れの倉庫に向かった。
 その倉庫は燃えていた。
「なんでっ!?」
 あり得ないといった顔をするカースだったが・・・。
 孫策が動き出した。
「しゅーーーーゆーーーー!!!!!」
「落ち着けっ!!!」
 絶叫したまま止めに入るギアを振り切り、孫策は燃えさかる倉庫へと向かった。
「カース、消防を呼べ。この火じゃ、中の様子が分からないっ!」
 孫策は火の中走っていた。
 周瑜を救えるのならば後悔はない。そこらかしこに倒れているアジア系マフィア。
 奥に・・・周瑜は居た。
 倒れていて気がつかないのだろう。いくら火の魔法の使い手とはいえ一酸化中毒になってしまう。
 そのまま、担ぎ上げ孫策は出口へと向かった。
 其処にギアも走ってきた。
「居たのか? 大丈夫か!?」
「ああ居たよ・・・気を失っているけど。まふぃあとやらは死んでいたが・・・。」
「・・・そうか、ご苦労さん。」
 後のことは消防にまかせ、急いで署へ戻っていく。
「カース、俺と孫策は風呂で暖まってくる。周瑜とやらを看ていてくれ。」
 クシャミを連発する孫策。
 そりゃあ、気温10度以下で水を被っていくのだから・・・。
「なんで・・・せっかく、僕がギアの背中を流そうとしたのに・・・。」
 ちょっと、ふて腐れ気味のカース。
「けど、なんで火災が? 火薬でも使ったのかな?」
「んぅ・・・。」
 その時、周瑜が苦しげな声を上げた。
「大丈夫かい? 何処か怪我しているんじゃ・・・?」
 目立った外傷はない。
「・・・策・・・。」
 カースはとりあえず周瑜の服を脱がし始めた。
 内臓が破損しているかも知れない。
「えっ・・・? おっおっおっ・・・!」
 カースの手が止まった。
「カース、とやら・・・何しているんだ?」
「カース、お前通常男子に戻れたのか?」
 風呂へと向かっていた筈の2人が居た。
 ギア側からはカースが女の子の服を脱がしている様子が見えた。
「だって、男だと思った! 貧乳だしっ!! 僕はギアにしか興味ないんだ。」
 其れもまた問題ではあるが・・・。
 言っちゃったよ・・・のような顔をする孫策。
 パチリと周瑜が目を覚ます。
 そして、自分の格好を見た。
「~~~~~~~~~~~ッ!!!!」
 周瑜はどうしようもない恥ずかしさを感じていた。
「さっ・・・策、この変わった服装の者達は何者だ?」
「これはな、かくかくじかじか・・・。」
 孫策は今までの出来事を簡潔に話した。
「なっ・・・なるほど、この宝玉が異星まで私達を連れて行ったらしい。」
 ギアとカースと孫策に宝玉を見せた。
「宝玉・・・?」
 ギアの問いに周瑜が簡単な説明をする。
「宝珠の次に強い魔力を持つ。それは人体的にも物理的にも影響を及ぼす・・・。」
「それじゃあ、これで孫策達は帰れるのか?!」
 ギアはふと胸をなで下ろした。
「ああ、世話になったな。」
 こうして、容態も懸念したが孫策と周瑜は元の世界へと帰っていた。
「なんが、ドタバタなクリスマスだったな・・・。」
 2人を見届けて、ギアは積もる雪を見た。
「ねぇ、ギア。あの2人・・・恋人だったのかな?」
「はっ・・・?」
 カースはおもむろにギアの手に包みを渡した。
「ハッピークリスマスだからね☆」
「おっ・・・おぅ。なんか、嫌な予感がするな。」
 渡された包みを開ける。
 それはマフラーだった。凄い物を想像してたギアは驚いてカースを見上げた。
「僕が毎日コツコツと作り上げたマフラーだよ。」
「・・・恐ろしい念が、籠もっているんじゃ無いのか?」
 ギアはそっぽを向いた。こういう時は大抵照れて居るのだ。
 一方、孫策と周瑜は無事、異星から戻ってきた。
「なぁ、周瑜・・・ホモォでもお似合いな奴はお似合いなんだな・・・。」
「何が言いたいのだ?」
 呆れているような目の周瑜に孫策は言った。
「愛は性別を超えるかも知れない・・・。」
 この言葉の真意、周瑜には理解で出来なかったが・・・。
「策がホモになっても、私はお前を護る。」
「あははっ! 真面目だな。きっと、ギアとカースは今頃・・・。」
 一線を越えているかもな・・・と。
 夜は深まっていた。

 終わり。
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