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藺草さま作 5番ゲート&エンメモコラボレーションSS!
2009-11-24 Tue 17:15
 ななな、何とっ!

 今回、アウローラさんが藺草さまのお宅でキリ番を踏ませていただいた記念として

 当ターミナル5番ゲート『オーダーオフィス101』と
 藺草さま宅『ANGELS OF MEMORY』の
 コラボレーションSSを書いていただきましたぁ?っ!!


「追記」に収納させていただきましたので、ぜひご鑑賞ください☆


 5番ゲートからは、言わずと知れた(?)迷コンビ・ギア氏とカース氏が

 エンメモからは、ツキさんとミナさんがご兄妹で登場してくださっています☆


 ギア氏とカース氏の普段のやりとりが、そのままのノリで表されていますねっ!!(笑)

 アウローラさんは、アイスを食べさせてあげようとするくだりに激しく萌えたそうで――

 っと、あまりここで語ってしまうと、ネタばれに……!?

 
 ともかく、ギア氏とカース氏の再現度といい
 ツキさんとミナさんのあいだの強い絆の描写といい

 素晴らしすぎますね!!!

 藺草さま、楽しく、最後には温かい気持ち(と笑い)が残る
 素晴らしきSSを寄贈していただきまして
 本当に、ありがとうございました?!! 

 それでは、以下の「追記」より、藺草さま作の本文をどうぞ☆
ここは、犯罪都市とも呼ばれるオータム・シティ。
そこにあるオーダーオフィス101分署。
いつもなら、どこかで「ギア?♪」と聞こえ
いつもなら、それに反応して発砲音が聞こえる。
そんな変わらない日常が一変した、ギアが「お兄ちゃん」になるお話です。

* * *

「迷子?」
「そうよ、欲しかったんでしょ?仕事」
服に合わせたネイルを塗りながら、女性――ロッサーナが答えた。

「『お兄ちゃんが見つからないの…』ってね、めんどう見てあげなさいよ、ギア」
「よりにもよって迷子のお守りかよ…」
ため息をつきながら、ギアと呼ばれた若者が待機室を出た。

* * *

「それでね、僕が何度も愛の告白してるのに、そのたびに発砲とかしてくるんだよ!ひどくない!?」
「ひどーい!!…少しはカースお兄ちゃんの、気持ち分かってあげればいいのにー…「分かってたまるかぁぁっっ!!!」
カースお兄ちゃんと、カースを呼ぶ少女はビクリと体を震わせ、きょとんとした目でギアを見つめた。
「あっ、ギア☆話し聞いてきたの?…で、この子は何?」
「迷子みてぇだな。『お兄ちゃん』を探してるらしい」
「うん、そうだよ!!………あれ?ねぇねぇカースお兄ちゃん。…このお兄ちゃんが『ぎあ』って人?」
「そうだよ!素敵でしょ!?僕のギア☆」
「いつ俺がおめーのモンになったんだ…!?」
腰から愛銃――マチルダを引き抜こうとしたその時、ギアの手に違和感を感じた。
いつの間にか、ギアとカースの間に少女に入りこみギアの手を掴んでいた。

「あのねー、ミナのお兄ちゃんがねー、『おーたむ・してぃ。ってところにいる、ぎあ』って人に会いたいって言ってたんだよ!
ツキ兄が、会いたいって言ってる人に悪い人いないし。…ねぇ!『ギア兄』って呼んで良い!?」
「ぎあにぃ!??」
突然のお兄ちゃん呼びに対して反論をしようとした
「何でギア兄なんだy「あ、あと、カースお兄ちゃんと仲良くしないとダメね!発砲とかダメだよ!カースおにいちゃんの『愛』を分かってあげないと!!」
「…お前こんな幼い子にどんなことを教えたんだあっっ」
ぼごぉっ!!
少女の隣にいたカースを先ほど2人が座って話していたベンチでフルスイング。
カースは何メートルか宙を舞い、ずさー…と落ちていくのをミナはポカンと見ていた。

「…よし、…お兄ちゃんを探しに行くか」
「うん!」
「あー・・・、そういえばお譲ちゃん名前は?」
「ミナだよ!」
少女―ミナが笑顔で答えた。
「わかった、じゃあミナちゃん。今から街に出るから俺から離れるなよ」
「うん!!」

「離れるなとか…その言葉…僕にも言って欲しい…」


* * *


「?♪?♪?♪」
ぎゅっとギアの手を握りブンブンと振りながら歩くミナとそれに付き合うギア。
そして首が変な方向に傾いているカースが街に出た。
「・・・・・ギア兄はー、好きな人とかいるのー?」
「・・は?」
「さっきカースお兄ちゃんと話しとき、ギア兄の事ばっかり言ってたから
『あぁ、カースお兄ちゃんはギア兄が好きなんだなー…』って思ったの。
でもベンチでフルスイングするし、さっき銃取り出そうとしたし、嫌いなのかなーって…」
「当たり前だ!!誰がこんなやt「それは僕がさっき言ったとおり!ギアは僕と昼夜を問わずラブラブだよ♪
ギアはいっつも怒り狂ってるけどあれはいわゆる照れ隠しなんだよね!
『嫌も嫌よも好きのうち』とも言うかな☆――って、あれ?」

「ギア?」
カースがギアへの愛を語ってる間に2人はカースの前から姿を消していた。


* * *

「どーしてカースお兄ちゃんから離れるのー?」
「んん?それはなこれ以上純粋な心に汚れたことを教えちゃいけねぇと思ってな!」
「けがれたこと?何が汚いの??ねぇねぇー。・・・ねー!聞いてるー!!」

「・・・」
ミナの言葉になんか耳に入らない。
ギアが見つめる先には彼もよく足を運ばせる≪ミスターサプライズ≫
その入り口にどーん!と書いてあったのは「期間限定 モンブランアイス・スペシャル」の文字だ。
仕事中…だが、『期間限定』という言葉に誘惑される。
明日にはもうないかもしれない。今行けば買えるかも知れない。

「………」
「アイス食べたいのー?」
ミナの問いかけにハッとしながら
「・・あ、いや!食べない食べない。さ、早く探さないとな」
本当は食べたくてしょうがない。
でも、この子の兄を探すのが先と自分に言い聞かせその場を去ろうとするとドンと誰かにぶつかってしまった。

「あっ、わ・・わりぃ!!」
「…すまない………、…!!!ミナ!」
「あー!ツキ兄ー☆って、わわっ!?」
「持ってろ」
「へ?」
ミナをギアから引き剥がし、すばやく腰元にさしていた細い剣を抜こうとしたが、
手に持っていた少し溶けかけている3段アイスが邪魔になってしまったためにミナに持たせ
そして剣を半分抜きかけ静かにだが鋭くギアを睨んだ。
「俺の妹を振り回してたのは貴様か…」
「あぁ?…お前か、この子のお兄ちゃん、とやらは」
「その通りだ。それより…ミナ!俺がいなくなったらロック捜査官と一緒にいろと言ったじゃないか!!
それなのに何でこんな不良みたいなちっちゃいのと一緒にいたんだ!!」
「俺がそのロック捜査官だぁっっっっ!!!ちっちゃいってなんだよ!アンタから見れば大抵の人はちっちゃいぞ!
しかもアンタ最初からいなくなる最初から前提かよ!!!!人に任せるなよ!しっかり妹見とけよ!」
「……?…これがロック捜査官……?」
これ扱いし始めるカースと同じくらいの背丈のミナの兄らしき青年。
「……想像と違う…」
「うるっせぇ!大きなお世話だ!!というかどんな想像だよ!」
「ロック捜査官の相棒のカース・ブレイドってやつに聞いた情報によれば
『可愛いくて、背が僕より低くて、甘いもの大好き』って言ってて…、カースより少し小さいから俺ぐらいかなー…って
でも…、こんな小柄で俺より年下っぽく見える…」
「アンタ…それ以上言うと地獄を見るぞ?」
手をわなわなさせてギロリと睨みつけるギア。
「……、まぁいいや…。甘いものは好きみたいなんだな本当に。アイスの店見てたし」
シャッと剣をしまうとミナからアイスを取りあげ食べ始めた。


* * *

「悪いお兄ちゃんじゃ…ないんだよ…?ギア兄」
「あぁ…わかってるよ」
兄も見つかったので念願の限定アイスをほおばるギア、隣にはミナがちょこんと座っている。すっかり懐いているようだ。
近年稀に見るドシスコンだが、妹をしっかり守ってるから悪い人間ではない。
だが、妹<スイーツで、はぐれるのはどうかと思うが。

「…あのね、ミナ、カースお兄ちゃんがギア兄の事好きな理由わかったよ?」
「はぁ?」
「確かに見た目とか悪い人に見えるけど、すっごい優しいんだよねギア兄。…ひとくちちょーだい☆」
ギアの空いてる手を握り、上目使いの甘える目で見る。

「あーん♪」
「・・・お、おう…」
スプーンで1口分取りミナの口元へ――
「……こいつのより俺のがうまい」
「んがっ」
と、ギアがミナにあげようしたが、その前にツキがすばやくミナのくちに自分のアイスを押し付けた。
「…………はい」
腰元のバックから、小さな紙包みを出した。
「何だこれ」
「モンブラン…」

ギアの手元に渡すと、ぷいとそっぽを向きミナの頭を撫でながら言った。
「…いちおう…世話になった…みたいだし、この街見たところ…スイーツ店少なかったし…。
アンタ甘いもの好きなのは知ってるし。だからやる、とっておきだ」
「あり・・がとう」



* * *



「じゃあね、ギア兄バイバイ!カースお兄ちゃんと仲良くしてあげてね」
「悪いがそれは出来ない(即答)」
きっぱりギアが言うと、ミナとギアはくすくす笑った。
「ギア兄、ちょっとしゃがんで」
何か思いついたのか、ギアを自分の目線に合わせてしゃがませた。
そして、ゆっくり顔を近づけ…



「ギア兄………、ちゅー❤」

「ぎゃああああああっっ!!!!!!!ミナちゃぁぁぁん!!僕に差し置いてなにしてるのーーーー!!!」
「何って…ほっぺにちゅーしたの…」
「カース!!てめぇ、どこから出てきたんだよ!」
「ミナ…お前…」
ツキは地味にショックを受けているらしく怒ったような目でギアを見つめる
カースはそれ以上にショックを受けているようでハンカチでギアの頬を拭こうとする
ミナは何事もないようにえへへと笑う
ギアはうるさそうに耳をふさぐ

「…帰るぞ(これ以上一緒にいたらミナがまたキスしそうだ…)」
「え、・・うん。じゃあバイバイギア兄、カースお兄ちゃん!」
「おう、じゃあな」
ぶんぶんと手を振りミナはツキと一緒に帰ってった。



「まったくもう、ちっちゃいからって油断してた…、ミナちゃん…侮れないな」
「お前よりあの子のほうが1000倍マシだ。……でもよぉカース」
「? 何?」
「家族がいるっていいな、心配してくれる兄ちゃんとかいて」
「じゃあ今すぐにでも、婚姻届を出して正式に家族になろうよギア☆」
「誰がなるかぁぁぁっっ!!!!!!!」

銃声が鳴り響いた。

 
                【完】
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